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【第8回】アラサープチオタク男子 圭佑セカンドコンタクト

ヤバい

「最近の日本男子は弱い」と言われているのを、よく耳にするようになったが、女性が強くなり過ぎているんじゃないだろうか……。

こんなことを言うと怒られるんだろうけれど、最近の日本女子には「大和撫子」がいなくなったような気がする。

別に「おしとやかで、男性の3歩後ろを歩いて欲しい」と言っているワケではない。

人が傷つくことや、嫌な思いをするようなことを、平気で言わないで欲しいだけなのだ。「キモい」「ヤバい」「マジ、ありえない」など、女性の使う言葉じゃないと思ってしまうのは、自分が時代遅れのダサい男だからなのだろうか……。

まぁ、「自分の年齢=彼女いない歴」だと、「ヤバい」って言われても仕方ないんだろうけど。外国だと、内面を重視したり、個性を尊重したりなどと、また違った受け取られ方をするのかな?

まぁ、本田圭祐は世界中どこに行ってもモテるんだろうけど。そういえば、本田のモノマネをしている芸人が、結婚を発表してたなぁ……。

本田ならともかく、そっくりさんにも負ける自分って……。本当に結婚できるのだろうか……。

話し方

コンシェルジュの助けもあり、最近は随分と考え方も(これでも少しは前向きに)変わって来たけれど、気が付けば、結婚相談所に入会してから半年以上が経過していた。

良い感じになった女性がいたわけでもなく、1度会うだけで次に繋がらない状態に、焦りと不安と、あきらめを感じずにはいられなかった。

結婚相談所に入会したからと言って、みんながみんな結婚できるワケではない。成婚率ばかりクローズアップされているけれど、人知れずこっそりと退会した人もいるのだ。

自分も、そうなるのだろうか……。そんなモヤモヤした気持ちのまま婚活パーティーに参加し、

「いままで、ひとりも彼女いなかったんですか…………ヤバい……」「もしかしてパソコンオタク?……イヤイヤ・・・…ナイわぁ……」などとズケズケ言われると、さすがに凹む。

忘れていたわけではないけれど、自分が女性にどのように見られているのかを、リアルに突き付けられるのは厳しいものだ。

そんな中、以前に1度コンタクトをしていた女性と、2回目のコンタクトの話が決まった。年齢のわりにはギャルっぽい言葉使いで、良い印象はなかった彼女。

「なんか残念だなぁ……」「そんなに若づくりすると、ちょっと……」などと上から目線だった自分を、今では恥ずかしく思う。

なぜなら、パーティーに参加していた女性のように、「ダサいメガネ」のことや「パソコンオタク」の自分を、笑ったりバカにしたりしなかったのだ。

むしろ、「話を盛り上げようと、イケイケ気味に話していたのかもしれない……」と思うと、申し訳なく感じた。

自分が話し下手なところをカバーしてくれていたとしたのなら……。そう思うと、無性にもう一度会ってみたくなった。
会って、確かめなくては!!

女心

初めての2回目のコンタクト。そもそも、特に取り柄もない自分に、もう一度会ってみようと思ってくれるギャルで、イケイケな女の人なんているワケがない。

よく考えたら分かる事なんだけれど、短い時間だと、相手の話し方や態度などの表面的な事しか見ない(理解できない)、経験値が低い自分がいた。

2回目に会った彼女は、最初から少しモジモジしていた。「なんだろう?」「初めて会った時より緊張してるように見えるんだけど……」

そう思いつつ、つられてこっちもモジモジしてしまっていると、「すいません!!」と謝られて驚いた。

「何がですか!?」「どうかしましたか!?」と慌てる自分に、女性が、「いやぁ……前回の私、しゃべり過ぎてたなと思って、反省したんです」

「緊張すると、沈黙が怖くてガンガンしゃべってしまうんです……」と言ったのだった。

「えぇ!?全然、緊張しているように見えませんでした」「自分は、緊張すると何も話せなくてオロオロするだけなので……情けないです」と率直に感想を言うと、「つまらないから、黙っているのかと思って……」

「頑張らなくちゃと思って、またガンガン話してしまって……で、落ち込むという(笑)」と言って困ったように笑う女性。

そんなことを考えていたのか……。自分が頼りないから、女性に負担を掛けてしまった情けなさを感じて、「すみません」と謝ると、今度は彼女が、「えぇ!?どうして謝るんですか?」と慌てた。

こんなにハキハキ話すことが出来て(緊張から来るものだとしても)、人の嫌がる事は言わないし、とにかく明るくて気さくだ。

「彼女といて、嫌な気分になる人間なんているのだろうか?」とさえ思ってしまうほど、まさに「良い人」だった。

しかし彼女の口から飛び出す言葉は、「ホラ、私、ちょっと?かなり??(笑)ぽっちゃりなんで……」や、「話し過ぎるからか、ウザがられるみたいで……(笑)」などと、自分に否定的な事ばかり。女心って解らんわぁ……。

自己評価

セカンドコンタクトの報告をコンシェルジュにしつつ、彼女の自己否定的な発言が不可解だった事を話すと、「あぁ!!そういえば相手の女性も、同じことを言っていたそうですよ!」

「『どうして、あんなに自分の事を悪く言うんだろう』って」と言われて驚いた。

「いや、自分は、その通りだから……」「でも、彼女は普通に良い人ですよ」と言うと、「相手の女性も、同じ事を言っているようです」と笑われた。

「自分が普通だって??」オタク・デブ・メガネと、散々言われて来た自分が?

「自己評価が低いんですね……」「謙虚と言えば良いですが、自分を愛せない人は幸せにはなれません」と、いつも穏やかでニコニコしていたコンシェルジュが、少し厳しい顔つきで言った。

そして、「もっと前向きで、将来の夢がハッキリしている女性とコンタクトしてみましょうか?」と言ったのだ。

今まで、コンシェルジュに「はぁ?」「なんで?」と思う事を言われては、悩んだりして来たが、「ちょっと待てよ!!」「何だよ、それ!?」と、反感のような気持ちを抱いたのは、初めてのことだった。

そんな気持ちをぶつけることも出来ずに、ただ黙って、今回のコンタクトの反省と、次のコンタクトに向けての話が淡々と進んだ。

まぁ、目標が「結婚」なワケだから、「上手く行かないな」「脈がないな」と思ったら、プロとして「次を勧める」ことは当然の行為なんだけれど、これじゃ、なんだか、あんまりなような気がして……。

別に、彼女に同情しているワケじゃないけれど……。自己評価が低い彼女の気持ちが、痛いほど分かるゆえに、なんだか心苦しいのだ。

口では「自分なんて」「どうせ」と言っているが、本当は、「自分だって幸せになりたい」

「自分のことをずっと大切に思ってくれる人が、きっと、必ずどこかにいるはず!」「いつか幸せになれる!!」そう、強く思っているのだ。

誰だって、自分は可愛い。自分自身を愛してる。でも、それが上手く表現できないだけじゃないか。「だからダメだ」なんて、納得がいかない。

コンシェルジュとの築いて来た信頼関係に亀裂が入るようで、ホンネが言えずに悶々と1週間ほど悩んだ結果、「3回目のコンタクトを、してみたいんですけど」と伝えた。

「はぁ?この前に話し合った事、覚えていますか?」と怒られるかもしれないと思っていたが、コンシェルジュは「もちろんです!!」と、今までに見たこともない嬉しそうな顔で笑ったのだった。