結婚相談所比較ガイド  > 特別企画 アラサープチオタク男子・婚活体験記  >  【第7回】アラサープチオタク男子 圭佑 パーティーに参加!

【第7回】アラサープチオタク男子 圭佑 パーティーに参加!

意識改革

結婚相手を見つけるために結婚相談所に入会したはずなのに、ここのところ自分の意識改革にずいぶんと時間を費やして来たように思える。

最初は、「いったい何をやっているんだろう……」「早く自分に合う女性を紹介して欲しい……」

と思っていたが、2・3人の女子と会ってみると、「こりゃだめだ……」「今のままの自分ではダメだ……」とスグに気が付いた。

何をしたら良いのかも分からないのに、どうやって「結婚」までの道のりを切り開くというのだろう……。

まずは、その術を知らないことには、万が一、うっかり彼女が出来たとしても、3カ月ももたないだろうなぁ。

コンシェルジュから、「目標が達成出来ていますよ!」「スゴイです!!」と褒められて、少しずつ考え方が変わり、最近では「自分のステキなアピールポイントを探す」なんてこともした。

現在30歳。彼女いない歴30年。周りから見れば、「オイオイ、オマエ頭大丈夫か?」と思われることを、大真面目にやっている。

あの本田圭祐だって、単純な基礎練習を誰よりも大真面目にやっていたからこそ、世界で戦えるまでに成長したんじゃないかな?それとも、これが凡人と天才の違いなのか?

自分の理想

コンシェルジュから次に会う女性を選ぶように言われたが、なかなか選ぶことが出来ずに、気が付いたら1カ月が過ぎてしまっていた。

「自分はいったい何をしているんだろう……」と落ち込んでいたところ、「まずは、自分のアピールポイントを見つけましょう!」

と言われ、自分の良いところを探しては、発表するという羞恥プレイを延々続けさせられた。

そんなことをしていたせいか、どんどん感覚がマヒして来てしまい、自分の理想とする女性像や、会ってみたい女性を選ぶことが出来た。

「自分を棚に上げて何言ってんだ、このデブメガネ」と自分自身が怖くなったほどだ。そのことをコンシェルジュに相談しても、「思いやりがあるんですね~」「優しいですね~」とアピールポイントにされてしまい、まともな返答はもらえなかった。

「ここの結婚相談所のコンシェルジュは、いったいどうなっているんだ?」と真剣に思ったが、「自分の結婚相手ですよ?」「人生のパートナーですよ?」

「自分の理想を語って、何が悪いんですか!?」とコンシェルジュに諭されてから、あまり否定的に考えないようにしようと思った。

「どうせ自分なんて……」「やっぱり自分なんてダメなんだ……」と言っているのは、実はラクだ。

なぜなら上手く行かない時の言い訳を最初にしておけば、「ほら、やっぱり」「だから言ったでしょ」などと、自分を正当化して傷つかずに済む。

でも、そんなことをしていたって、何にも始まらない。勇気を出して、『こっちの女性がタイプかな~』と思った女性に会ってみることにした。

戸惑い

実際に会ってみると、イメージしていた女性像とは違っていた。年齢のわりにはギャルっぽい言葉使いで、笑い方も元気が良いと言えば良いけれど……ちょっと……。

つまり、イケイケのギャルだったのだ。20代半ばぐらいならまだしも、30代半ばになると、ちょっと痛いというか……。年上女性の魅力が感じられなかったことに、戸惑ってしまったのだ。

明るくて、元気で、ハキハキと話す。目鼻立ちがハッキリしていて、なかなかの美人だった。

「そんなに若いフリしなくて良いのに……」「なんか、損してるような……」と思わずにはいられなかったのだ。

そんなようなことをコンシェルジュに伝えると、「もう一度、会ってみてはいかがでしょうか?」と勧められた。

「はぁ?」「アナタ、ちゃんと話を聞いていましたか!?」と言いそうになったが、グッと我慢。自分から女性を断るなんざ、100年早いことなんて、嫌というほど分かっている。分不相応な発言だと、自分でも思う。

だからこそ、やんわりと断ってるのに!なんで伝わらないんだ!この野郎!!なんて伝えれば分かってくれるんだろうかと思って悶々としていると、

「あぁ、そうだ!」「女性にもバッチリ慣れて来ましたし、そろそろパーティーに参加しましょうね!」と言われた。

やっぱり、ここのコンシェルジュは、いったいどうなっているんだ?

パーティー

「比べることで、何が良いか、どっちが良いか分かってきますよ」と言われたが、なんだか二股かけるみたいだし、チャラいというか、不誠実というか……と、良い返事をしない自分に、

「だからこそパティーに参加するんです!」「いろんな女性が参加しているんです」「女性を見るだけですよ?」「不誠実なんかじゃないでしょう?」とたたみ掛けられ、

「まぁ……確かに」「行くだけなら……」ということで、パティーに参加することにしたし、先日会った女性に2度目のコンタクトをお願いした。

まぁ、自分がお願いしても、向こうが断って来るだろうし、パーティーに参加しても、誰も相手にして来ないだろうし、などと開き直ることにした。

「1年以内に結婚を考えている人限定」という婚活パーティーだった。男女各8人の、おおよそ2時間程度のイベントだった駅から近いパートナーエージェントの支店で行われたこともあり、周りの目を気にせずに話をすることが出来た。

大勢いるからということもあり、1対1で会った時より、話しが出来たような気がした。女性のほうも、最初は緊張していたのかもしれないが、パーティーが進むにつれ、気さくに話す人がたくさんいた。

「いつも黒ぶち眼鏡なんですか?」「それしか持ってないの?」と遠慮なく「ダサい」と言わんばかりの質問をして来る人や、「趣味はパソコンいじりで」と言っただけで「ヤバい……」とオタク扱いされることも。

「結構キツイこと言うな……」と思った。まぁ確かに、一緒に参加している男の中には、
「なんで、オマエみたいなのが、ここにいるんだよ!」

「どこに行ってもモテるから、こっちに来るなよ!」と言いたくなるほど、爽やかでカッコいい奴もいた。

それに比べると、自分は……。ズケズケ言いたいことを言われても仕方ないわなぁ……。

気付いた事

パーティーの報告をコンシェルジュにしたら、「いろいろな参加女性がいたんですね~」と、なんだかウキウキしていた。

まぁ、確かに人生経験にはなったけれど、なるべくなら、あんまり行きたい所じゃないなぁ……と思っていると、「2回目のコンタクトが決まりましたよ!」と言わた。

思わず「はぁぇ!?」と、すっとんきょうな声が出た。「会いたいと思っていた女性にはフラれ、あんまりと思っていた女性からは次のコンタクトか……」

ちょっと気が重いなぁ……と浮かない顔をしていると、「初コンタクトで、なにか嫌な事を言われたんですか?」「パーティーの時のように……」とコンシェルジュに聞かれて、ハッとした。

あの女性は、「ダサいメガネ」のことも、「パソコンオタク」のことも、笑ったりバカにしたりしなかった……。

そう思うと、「もしかして、話が下手な自分の変わりに、場を楽しくしようとして、ちょっとイケイケ気味に話していたのかもしれない……」と思えた。

「会ってみます!」「お願いします!!」と言った自分に、「やっぱり、比較するって大事でしょ~」とコンシェルジュが得意げに言った。