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【第5回】アラサープチオタク男子 圭佑 自己啓発

次の準備

結婚相談所に入会して、初めてのコンタクトは散々な結果に終わった。最初から上手く行くとは思っていなかったが、こんなにも自分が、女性に対して何も出来ない人間だったとは……。

まぁ、「自分の年齢=彼女ナシ歴」なのだから、当然といえば当然の結果なんだけれど。

しかし、「安月給」「デブメガネ」「ネットオタク」と三拍子揃っている自分が、まさか、女性と2人きりでお茶を飲むことになろうとは。

そう思えば、大金をはたいて結婚相談所に入会した甲斐があったというものかも。

男としてのレベルの低さを実感した自分に自信をなくす間もなく、コンシェルジュによって次への準備が行われた。

自分の心の準備がまったく追い付かずに、もう、何が何やら分からなくなってしまいそう。こんな時、本田圭祐なら「リトル本田」にどうするべきか聞いたりするんだろうか……。

聞くワケないか……。

予習復習

「初コンタクトで上手く行きませんでした……」と言うと、「お互いの相性が良くなかったのでしょう」

「でも、いつかアナタに合う、ステキな人に巡り合えますよ!」などと言われ、次々と花嫁候補者と出会うのが結婚相談所だと思っていた自分。

しかし現実は、「初コンタクトで上手く行きませんでした……」と言うと、「そんなものです」「まず、会ってみることが目標ですから」とサラっと流され、

「無理して話そうとしなくて良いのでは?」「話をキチンと聞いていることが、相手にもっと伝わるように」などと、次への対策が講じられた。

まるで、「結婚相談所」というより「自己啓発セミナー」のようだ……。

コンタクトに対する反省会→その傾向と対策が、ハンパない!!このコンシェルジュに「幸福になる水晶玉」とか、「お金が貯まる財布」なんかを売りつけられたら買ってしまうんだろうな……と思わずにはいられないほどの説得力。

勉強でもなんでも、「予習と復習」が大切って言うよなぁ……。とりあえず頑張る!根性!!やる気!!!! なんかじゃ、結果は出ないよな……。

何が悪かったのか、どこがイケなかったのか。「結婚」というゴールに向けて、どうすれば良いのか、前回の失敗を踏まえながらコンシェルジュといろいろ話し合って作戦を練った。

「作戦」と言えばカッコいいが、その内容は、「女性に慣れる」という、女性に免疫のないモテない男のリハビリだったのだ。

2回目

悲しいけれど、「女性と付き合ったことがないのだから、リード出来なくて当たり前」

「人生で1度も彼女がいなかったのだから、女性と気の利いた話が出来なくて当然」なのが事実。

それを、どうこうしようなんて思わないこと。そんな男としてダメな状態を自覚した上で、2回目のコンタクトに挑戦することになった。

普通、女性と会う時って「良いところ見せないとな~」「ちょっとカッコ付けてみるか」なんて、女性の落とし方を考えたりするのかもしれないけれど、

自分の場合は「ダサくたってしょうがないじゃん!」「気が利かなくて当然!」などと、開き直りの精神で挑むことに。

内心「こんなので、大丈夫かな……」「前回より、ますます愛想を尽かされそうなんですけど……」と思っていたが、

「頑張らなくては!」「どうにかしなくては!」と気負いしなくていい分、自分からオモシロい話をすることは出来なかったけれど、相手の話に相槌を打ったり、同意したりすることは出来たような気がする。

そして、前回と大きく違ったことはメニューを注文するときや、そろそろお開きにしようとするときに、リードはしてあげられなかったけれど、「すいません。慣れてなくって……」と言ったことで、場が和んだことだ。

前回は、どうしていいのか分からず、オロオロ。悪いと思っていても、弁解や謝罪すら言えなかった。そのことで、お互いが気まずくなってしまっていたのだ。

でも今回は、正直な気持ちを口に出して伝えることで、「タイミングって難しいですよね……」

「緊張しますよね……。分かります(笑)」と、共感し合えたことが、話すきっかけになったりもしたのだ。

「自分は慣れてない」「自分はイケてない」と自覚してコンタクトに挑んだことで、素直に謝ったり、行動したりすることが出来たことには、自分でも驚いた。

Action(活動の見直し)

まぁ、驚いたところで、どうなるワケではない。まだまだ男としては低レベル過ぎるコンタクトに、女性からの2回目の誘いはなかった。

しかし、コンシェルジュからは、「リハビリなんだから、次に繋がらなくても大丈夫!」「それより、確実に目標が達成出来ている!」と、まるで何かの大会に優勝したかのような褒めよう。

確かに今回のコンタクトの目標である、「相手の話をキチンと聞く」「背伸びをしない」「リハビリなんだと自覚して挑む」は、なんとなくだが出来たような気がする。

「目標が分かっていても、ほとんどの人が、スグには出来ないんです」「でも、確実に1回目のコンタクトからの成長が感じられます!」と、自分の小さな進歩を喜んでくれたのだった。

自分はモテた記憶がまったくないので、変なプライドなどない。安月給のデブだってことを自覚しているからこそ、低姿勢で相手と向き合うことが出来る。

あまりにもイケていないことが、逆に良い結果を招いたなんて……人生って不思議だ。

そんなことを思いながら、今回のコンタクトを振り返りながら、「活動の見直し」と「次の目標」をコンシェルジュと話し合った。

あれだけ褒められたのだから、「この流れで、3回目のコンタクトに挑戦しましょう!」「次も頑張りましょうね!」と、言われるものだとばかり思っていた。

しかし、「そしたら、今度は、ご自分でコンタクトする女性を決めましょう」「選んでみて下さい」と言われた。

いままで親身になってくれていたのに、いきなり突き放された感じがして戸惑ったが、「よくよく考えてみれば当然のことだよな……」

30歳にもなって「自分に合う人を紹介して下さい」「3人目も、お願いします」なんて、客観的に見ると、間抜けと言うか情けないというか……。

女性選び

「相手選びは、自分選びの延長だと思って挑戦してみて下さい」とコンシェルジュに言われたものの、それが1番難しいのではないだろうか……。

自分というものを、分かっているようで分かっていない……。「そもそも、自分選び」って何だろう?年収も、容姿もイケてない自分。

そんな自分を受け入れたことを「スゴイです!!」と喜んだコンシェルジュ。でも、もう、ここまで来たらダメな自分を受け入れるしかないじゃないか。

もちろん、ダイエットにも挑戦したいなんて思い始めてるし、コンタクトレンズの資料も取り寄せた。

内心は、少しでもイケてる自分になりたい。でもさ、無理して背伸びしたって、って……そもそも、背伸びの仕方も分からないし。

「背伸びをしていない人?」「コンプレックスはあるけど、受け入れて行こうと思ってる人?」そんな自分みたいな女子なんて、いるのかな?

検索してみると、どの女性もしっかりしていて、とてもじゃないけど自分には不釣り合いに感じる。

結局、1週間経っても、約5万人が登録していると言われているデータベースの中から、女性を選ぶことが出来なかったのだ。