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【第9回】39歳 崖っぷち独女・愛 運命の選択

先日、図書館に立ち寄ったときに「漢字の形にはワケがある」(KAWADE夢文庫)という本があったので、「愛」という文字を見てみると、

「愛とは『人がゆっくり歩きながら、後ろを振り返ろうとする心情』を表した漢字です」と書かれてありました。

独女歴13年目の私としては、いくら振り返ってみても、「愛」の「あ」の字も見えません……。

ゆっくり歩いていても、気がつけば、もう39歳……。そんな崖っぷち独女が、婚活に奮闘する体験談を語ります。

家族

「いまさら性格なんて変わらないんだから、なにを言ってもダメだろうけど」

「まぁ、アンタはアンタのままで、これからも生きて行くことね」と姉の突き放したような言葉も、いまとなっては、「ありのままで良いから」と言ってくれているように感じます。

これまで、「誰でも良いから付き合ってみなさいよ!」「ほんとにアンタは、おとなしいお嬢様なんだから!!」

などと言われて傷付いていましたが、姉なりに、「とにかく1歩前に踏み出してみること!」「自分自身で動き出さないと、なにも始まらないんだから!」と叱咤激励してくれていたのかもしれません。

昔からおとなしくて、ひかえめな私を、姉はいつも引っ張ってくれていたような気がします。

それを、いつしか「気が強い」、「物事をハッキリと言う」という印象だけで嫌いになったこともありました。

しかし、姉はそんな私を、性懲りもなく引っ張ってくれていたのだと思うと、嬉しくて自然と涙があふれて来たのでした。

よく、両親から、「どうするの?」「なんで他の子ができることが、あなたにはできないの?」と責められ、ひどく落ち込んで自信を無くしてしまっていました。

「自分はダメなんだ……」と思うと、前向きな気持ちになれず、休みの日も家でずっ~とひとりでぼんやりしているだけでした。そんな自分に自己嫌悪してしまい、まさに悪循環。

家族から疎ましがられ、居場所をなくして、消えてしまいたいとさえ思いました。

でも、いま考えてみると、みんな私のことを考えてくれていたのかも……。私が聞く耳を持たなかったから、姉の言葉も届いていなかったんだ……。両親も、妹も、そうなのかも……。

そう思うと、「私も、みんなから愛されていたんだ」「ありがとう」と、なんだか自分に自信が持てたような気持ちになりました。

とても心強く、前向きな気持ちになるのが、手に取るように分かりました。そんなことに気付かせてくれた姉の言葉は、いつまでも忘れることはないと思います。

相談

いまなら話せると思い、姉に結婚相談所に入会して、婚活をしていることを打ち明けてみました。

別に悪いことをしているワケではないのですが、みんなに秘密にしてコソコソ出掛けて行くのは、後ろ暗い気分でいたので、姉に話せて、いくぶん気持ちが楽になりました。

婚活をして行くなかで、

  • パーティーで出会った「気にしがり屋」の男性
  • 条件マッチングで出会った「オレ様」な男性
  • 価値観マッチングで出会った「気は会うけど……」な男性

この3人の男性が気になることを相談しました。

すると姉が、「ピンクのフリフリ衣装で会う男はどれ?」と聞いて来たので、「『オレ様』と『気は会うけど……』な男性だけど……」と答えると、

「じゃあ、『気にしがり屋』が、紫のスカートと白いブラウスなワケね」
そういうことじゃない?」と即答されました。

「アンタね、もう39歳なのよ!迷ってるヒマなんてないわよ!!」「アンタは石橋を叩きはじめたら、ずっと叩き続けてしまうんだから、とっとと渡ってしまいなさいよ!」といって、さっさと帰って行ってしまいました。

「そんなこと言われたって……」と思いながら、その日は眠りましたが、
次の日、なんだかモヤモヤしてしまい、ツヴァイのアドバイザーさんに相談をしに行ってみました。

すると、「慌てて答えを出す必要はないと思いますよ」「3人の男性と、それぞれ何度かお会いしてみれば良いのではないでしょうか?」

「でも……、他の女性会員さんも、その男性を狙っている可能性はありますよね」

ステキな男性は、悩んでいる間に他の女性に取られてしまうことだってあるんですよ」と言われてドキッとしました。

「気にしがり屋」さんが、他の女性と交際を始めてしまったらどうしよう!気持ちを伝える前に、退会してしまったらどうしよう!?私はアドバイザーさんの話もそこそこに、慌てて家に帰って来たのでした。

似た者同士

まずは「気にしがり屋」さんにメールを送って、次に会う約束をして……あれ?私、「気にしがり屋」さんだけしか、考えてなかった……。

そうなんだ……。いや、そうだよね。姉の言う通り、最初っからピンクのフリフリじゃなく、自分らしい紫のスカートと白いブラウスで会いに行った人だったんだもん……。

条件も合ってない。価値観も分からない。でも、いま石橋を叩いてるヒマはない!!

「誰かに取られる前にメールを!」と自分ではもの凄い速さでメールを作成しているつもりですが、

「あれ、この文章なんだか変だな……」「ガツガツ誘い過ぎな文章になってないかな?」などと、オロオロ読み返しているとメールが届きました。

「今週末、ご都合はいかがでしょうか?」「もしよろしければ、もう一度お会いしたいと思っております」という「気にしがり屋」さんからのメールでした。

私は、速攻で「私もいま同じことを言おうと思って……」と返信しました。
すると、「やっぱり似た者同士ですね」と返信がすぐに返って来て、幸せな気分になったのでした。

良かった!また会ってくれるんだ!! それだけで嬉しくてウキウキしていた私のもとに、「おぉ、幸せそうだね~ 週末デート?」「そんな姉ちゃんに、服持って来たよ~」と妹が訪ねて来ました。

「これね~私には地味なんだよね~」「でも、姉ちゃんなら、こういう真面目な感じが似合うでしょ?」

「コンサバ好きな彼なんでしょ?」「そしたら、これにコレを合わせて~」と服装のコーディネートが始まりました。

「なに?」「彼氏って、どういうこと?」と聞くと、「姉ちゃんが、言ってたよ!」「『愛にピッタリの、気にしがり屋の彼氏が出来た!』って」「良かったね~」とニコニコしながら、薄手の白いニットと黒いブーツを貸してくれました。

「ありがとう」というと、「ピンクのフリフリ着られたら、せっかくの話しがダメになっちゃうからね~」と笑っていました。

決断

会わない間も毎日のようにメールをしていたこともあり、緊張することはあまりなく、取りとめのない話をいろいろしました。

食事も終わり、「そろそろ帰りましょうか」となったときに、急に、どうしても伝えておきたくなって、いきなりだとは思ったのですが、

「もし、よろしければ、結婚を前提にお付き合いをして行きたいと思っています」と声は小さいながらも、ハッキリと言いました。

言った後に、「焦り過ぎたかも……」と少し後悔したのですが、「ボクもいま同じことを言おうと思って……」と言った後、「やっぱり似た者同士ですね」と笑って答えてくれたのでした。