草食系男子ならぬ絶食系男子は、もうお手上げ!?
「草食系男子」に対し「肉食系女子」という言葉があるように、どんどん弱体化して行く男性とは異なり、「歴女」や「山ガール」などと女性が積極的に人生を謳歌している言葉が増えて来たように感じます。
2008年に女性ファッション誌などに「草食系男子」という特集が組まれ、恋愛に積極的でない男性を表す言葉として一躍注目を集めましたが、最近では「断食系男子」「絶食系男子」と草すら食べない男性が増えたそうです。
今回は、そんな男性が巻き起こしたお話を紹介します。
いったいどうなってるの?
昔からお世話になっている近所のおばさんが「良い話があるのよ~!!」と言って、A子さん(37歳)にお見合い話を持って来たのだそうです。
同い年で家も近かったことから、会ってみたところ、あまり話をしない以外は、特に嫌なところもなかったので、「もう一度会ってみようと思う」と仲人のおばさんに伝えたそうです。
しかし、お相手からは3日経とうが5日過ぎようが連絡がありません。これは「断られてしまったなぁ……」と思った2週間後、「明日、会いませんか?」といきなりメールが来たのだそうです。
とりあえず会ったA子さんが「断られたのかと思いました」と言うと、「??? そうですか?」と言ったきり特に反応はなかったのだとか。
相変わらず会話はなく、「どうしたものか……」と思ったA子さんは、2・3日おきにメールを入れるも返信なし。これは「断られてしまったなぁ……」と思ったそうですが、仲人からは「相手は気に入っている」とのこと。
仲人と母親からは「最近は女性から誘わないとダメ!」「次に会う場所と日時を、あなたがメールしなさい!」と責め立てられ、体調を崩してしまったのだそうです。
何もしてないのに諦めの境地…
このように「いったいどうなっているの?」という相手は、本当に困りものですよね……。
相手からの反応がなく、こちらの気持ちがムダに揺さぶられるほど、嫌なことはありません。
いまどきの男性はこのようなタイプがとても多く、婚活アドバイザーも手を焼いているのが現状です。
業界最大級の会員数と言われている結婚相談所の「オーネット」がおこなったアンケート調査によると、50~64歳で「パートナーが欲しい」と回答した男性は20%。女性に至っては、たったの6%しかいなかったそうです。
年齢的に諦めているのか、割り切っているのかは分かりませんが、80%以上の人がパートナーと出会うための行動をしていないことが同調査で判明したのだそうです。
「そりゃ50歳にもなれば、諦めちゃうよね~」と笑っている30・40代の人もいるかと思いますが、この「諦め」年齢が、年々若くなって来ているそうです。
中高年が「いろいろやったけどダメだったから……」と諦めの境地に達したのなら、まだ分からなくもない話ですが、まだ何もやっていない30代が「どうせ……やったところで……」と諦めているということは、実に怖い話です。
自分を守る
パートナーを求めていないワケではないけれど、具体的な行動には移さないタイプの男性には、いくら「頑張りましょう!」とフォローしても、自分からはメールも電話もしません。
特に仕事にやりがいを感じているワケでもなく、熱中する趣味もなければ、友達もいないと言います。
自分磨きを頑張っている女性の中には、上手く行かない婚活を「自分のどこが悪いのだろうか……」と自分自身を責め、思い悩んでしまう人も多くいます。
しかし、このように風邪をこじらせているような男性と出会い、上手く行かない婚活を悩むほど、もったいないことはありません。
相手の男性のタイプを見抜き、草すら食べない絶食系タイプだったなら、「これりゃダメだ!!」と早々に次のターゲットに切り替えることも、自分を守るうえでは大切なことなのです。