「婚活」なら、同時に複数の人と付き合っても許される!?
ひと昔前は、「なんだか恥ずかしい……」「知られたくない!」
と思っていた人が大多数だったはずの「婚活」も、いまでは「就活」なみに認知され、国や地方自治体から推奨されるまでとなりました。
「婚活」は「結婚するための活動」ということなので、結婚相手が決まるまで、次々に出会いを繰り返すわけですが、就職先が決まるまで何社も面接を受けまくる「就活」と同じように考えると、いろいろな問題が浮上してくるようです。
今回は、そんな「就活」ばりに「婚活」をする男性が巻き起こした、婚活のちょっと怖い話を紹介します。
就活と婚活は一緒!?
A子さん(35歳)は、同世代の女友達2人に誘われ、婚活を始めることにしました。
A子さんを含めた、いつもの3人で、「婚活パーティー」や「合コン」に数回参加したある日…
A子さんのもとに、合コンで出会った男性から「今度は2人だけで会いませんか?」とお誘いメールが来たそうです。
イケメンで1番人気だった男性から誘われたことが嬉しかったA子さんは、2人だけで3回ほど会い、深い関係になったそうです。
その男性と結婚を前提に交際しようと思ったA子さんが、「婚活」を卒業しようと2人に打ち明けたところ、なんとその2人も、同じ男性と関係を持っていたことが発覚……。
驚いたA子さんが男性を問い詰めたところ、「就活と一緒で、いろいろ比較しないと分からないだろ?」「それが婚活というモノ!」と、まるで当然のことのように言い返されたのでした。
A子さんは男性不信に陥り、婚活を止めてしまっただけでなく、仲の良かった友達も失ってしまったのでした。
同時進行は二股!?
結婚相談所で、同時進行して複数の女性会員とコンタクトを取る男性はたくさんいます。
もちろん女性も、1人の男性と会いつつ、他の気になる男性会員にアプローチすることはタブーではありません。
むしろ、自分が求めている結婚相手を見つけるために、比較することは大切なことだと思います。
しかし、だからと言って複数の異性と「深い関係」になるというのはトラブルのもと。
婚活は結婚がゴールなので、結婚していない限り、複数の異性を同時にアプローチしても、それは二股ではないと思っている人が多いようですが、
「あの人も、この人も」と選択肢を増やすのではなく、「こんな感じの人より、こういう人の方が自分に合うみたい!」と無数に広がる出会いの数を絞り込んで行くことが大切なのです。
見極める
「そんなこと、モラルに反する!!」と、1人にしかアプローチをせず、その関係が発展しないままに時間だけがどんどん過ぎて行ってしまう会員の方もいました。
その方法だと、時間だけでなく、理想の異性に出会う確率も低くなってしまいます。
本当に結婚を望んでいるのであれば、積極的に出来るだけ多くの人と出会うことを勧めますが、相手も同じように複数の異性にアプローチをしていることを忘れてはいけません。
厳しい言い方になってしまいますが、婚活の目的を冷静に考えると、正式な交際をしていない状態で、深い関係になったA子さんは、
「他の女性とも関係を持っていたのね!ヒドイ!!」と男性だけを責めることはできないのです。
なぜなら婚活会場に集まる人たちは、A子さんも含めた全ての人が、異性を求めて来ているからです。
それならば、相手が自分以外の女性と会っている可能性があることぐらい、理解できていなければいけません。
そして、いつまでもダラダラとあいまいな関係を続けるのではなく、「この人だ!!」と思ったなら、結婚に向けて真剣にお付き合いをする意思が、相手にもあるのかどうかを見極めることが大切なのです。